情報リテラシーについて

1. 情報基礎リテラシーとは

情報基礎リテラシーとは正しい情報を見抜き活用できるスキルのことです。 現代社会では、たくさんのメディアが絶えず情報を発信しています。膨大な情報があふれる中、やみくもに情報収集するだけではなく、収集した情報の中から必要なものを見つけ出し、それが正しい情報かを判別する能力が必要です。 また、正しい情報を適切に活用することや、発信できる能力も情報基礎リテラシーにふくまれます。 フェイクニュースとは虚偽の情報でつくられたニュースのこと 何か調べる際、どのようなキーワードを組み合わせれば適切な情報にたどり着けるのか、その中で信用できる情報を見極める力も情報リテラシーと言えます。

2. コンピューターリテラシーとは

コンピューターリテラシーとはコンピュータなどの各種IT機器を操作する技術、あるいは知識をいいます。 業務でパソコンを全く利用しない会社は少ないかと思います。最低限のコンピューターリテラシーは業務によって異なるものの、キーボードやマウスの操作に関する理解は、ほとんどの企業で求められていることでしょう。 Word・Excel・PowerPointといったOfficeツールを使用する能力に関しても、多くの現場が水準として設定しているのではないでしょうか。 ワープロソフトや表計算ソフトを用いた情報処理や、電子メールなどによるネットワーク利用の技能の習得は、社会の日常業務にあっても重要視されることが多い。

3. インターネットリテラシー

インターネットリテラシーとは、インターネットを活用できるスキルのことです。インターネットから正しい情報を取得できる能力や、インターネットのユーザーとして正しい振る舞いができるかのモラルを指します。 SNSの普及などをきっかけに、企業だけではなく、個人がインターネットを通じて発信活動をする場面が増えました。それにともない、さまざまなトラブルも増加しています。 インターネットリテラシーは、インターネット上で生じるトラブルを予防することや、それに対処できる能力であるともいえます。 さらにインターネットリテラシーは、ネットワークに関する技術的、専門的な知識や、情報セキュリティに関する知識を指す場合もあります。

4. パソコンの正しい起動方法

会社のパソコンは、電源ボタンを押すだけでは使えない場合がほとんどです。会社のパソコンには、社外に漏れてはいけない重要なデータがたくさん保存されています。 そのため、他人が自分のパソコンを勝手に使えないように、パスワードをかけて保護する仕組みになっているのです。自分のスマホには暗証番号や指紋、パターンなどでロックをかけていますよね?それと同じこと。 パソコンの電源ボタンを押して電源を入れると、多くの場合、「Windows(ウィンドウズ)」というパソコンを動かすための基本的なソフトが起動します。 このWindowsに設定されているユーザー名とパスワードを入力することで、はじめてデスクトップという作業画面が表示され、パソコンが使えるようになるのです。
STEP1. パソコンの電源ボタンを押す
パソコンの電源ボタンを押すと、パソコン自体の電源が入り、Windowsというパソコンを動かすための基本的なソフトが起動します。
STEP2. パスワードを入力してログインする
会社から指定されたユーザー名とパスワードを入力する画面が表示されるので、正確に入力しましょう。この操作をログイン、ログオン、サインインなどといいます。
STEP3. デスクトップが表示される
正しいユーザー名とパスワードを入力すると、デスクトップと呼ばれる、パソコンの操作画面が表示されます。これでパソコンの起動は完了です。

5. パソコンの正しい終了方法

パソコンは通常、電源ボタンを押しても電源を切ることができません。 いきなり電源を切ってしまうと、パソコンの本体が壊れてしまったり、せっかく作ったファイルが消えてしまったりする恐れがあるからです。 会社で使われているパソコンには、ほとんどの場合、Windowsというパソコンを動かすための基本的なソフトが使用されています。このWindowsの機能を使ってパソコンの電源を切りましょう。
STEP1. 使用しているファイルやソフトを終了する
仕事で使っていたファイルやソフトを終了し、起動したときと同じ状態にしましょう。
STEP2. Windowsの機能でパソコンを終了する
Windowsのデスクトップの左下にある「スタート」ボタンをクリックしたあとに、電源ボタンをクリック。さらに「シャットダウン」をクリックします。自動的にパソコンの電源が切れます。

6. パソコンでよくいわれるファイルとは書類などのデータそのもの

ファイルとは、パソコンの中に保存されている書類や写真などのデータそのもののことです。自分がその日に作った書類のデータもファイルとして保存しますし、他人が過去に作った書類のデータもファイルとして保存されています。 パソコンを操作するうえでもっとも基本的な単位で、ファイルを開いたり、編集したり、保存したりして、パソコンで仕事をするわけです。 ちなみにスマホで撮った写真や、スマホにダウンロードした音楽や動画もすべて、ファイルとしてスマホの中に保存されています。

7. フォルダはファイルを整理して保存しておく入れ物

パソコンの中にあるファイルは、すべてがごちゃごちゃに保存されているわけではありません。 きちんと整理・分類しておかないと、必要なときに必要なファイルを開くことができなくなってしまうからです。そして、ファイルを整理・分類するための入れ物がフォルダです。 フォルダは自分で新しく作ることも可能です。例えば、取引先の名前を付けたフォルダを作って、その取引先と関連するファイルをまとめておけば、管理がとてもしやすくなります。 見積書、請求書など、書類の種類の名前を付けたフォルダを作ってファイルを分類しても便利です。

8. ソフト(アプリ)はファイルを開いて編集する道具

ソフトは、スマホでいうところのアプリのこと。パソコンに保存されているファイルを開いたり、編集したり、ファイル自体を作成・保存したりするための道具と考えるのがわかりやすいでしょう。 オフィスワークや事務職の仕事を探していると、よく目にする「Excel(エクセル)」「Word(ワード)」「PowerPoint(パワーポイント)」もソフトのひとつです。 ちなみに、ソフトごとに開いたり、編集したりできるファイルの種類は決まっています。

9. 社内でよく使うソフト(アプリケーション)について Excel編

Excel(エクセル)は計算が必要な書類やグラフを作るときに使います。 Excelは「表計算ソフト」と呼ばれるもの。すごく簡単にいうと表を作って、その表をもとに計算をしたり、グラフを作ったりするための基本ソフトです。 会社で扱う書類には、見積書や請求書、売上報告書など、計算をする必要のある書類が多いので、事務の仕事をすると、まず間違いなく使用することになります。

Excelを使って作られることが多い書類
会社ではExcelというソフトの機能や特徴を活かして、いろいろな書類が作られています。Excelで作られる書類の代表例を紹介していきましょう。 オフィスワークや事務職をしていると頻繁に目にすることになるのが、「合計金額や合計数を計算する必要がある書類」です。 見積書や請求書、納品書といった書類が該当します。こういった書類は、Excelの表を作る機能、計算をする機能を利用して作られているのが一般的です。 「細かい数字をわかりやすく表現する必要がある書類」にもExcelはよく使われます。例えば、売上の管理・報告書やアンケート調査報告書などです。Excelのグラフ作成機能を使って、数値をビジュアルで見せ、わかりやすくするのです。 Excelはセルというマス目に文字や数値を入力して使用します。そのため、計算機能を利用せずに、単純な一覧表を作るのも得意。顧客名簿、住所録、在庫一覧表などといった書類の作成にもよく使われています。

10. 社内でよく使うソフト(アプリケーション)について Word編

Word(ワード)はビジネス文書を作るときに使う Wordは「文書作成ソフト」「ワープロソフト」などと呼ばれる文章を作成するためのソフトです。 長い文章でも簡単に入力できるほか、文字の大きさやフォントを変えたり、写真を挿入したりできるので、送付状、案内状、議事録、プレスリリース、契約書などといった、社内外でやり取りをするビジネス文書の作成によく使われています。

Wordを使って作られることが多い書類
案内状、送付状、プレスリリースなどといった、文章が主体になっているビジネス文書のほとんどが、Wordを使って作成されています。 これは、Wordに文章作成についての機能が充実しているからという理由からだけではありません。WordはA4の用紙で印刷することを前提として文章を作成できるのが大きな特徴。 会社で書類の印刷をするときにもっとも一般的な用紙サイズがA4です。そのため、印刷、配布して使用されることが多いビジネス文書の作成と相性がいいのです。 また、内容を絶対にまちがってはいけない書類の作成にも向いています。 その代表例が契約書。Wordには校閲機能が付いていて、自動的に誤字脱字をチェックしてくれたり、変更の履歴やコメントを付けながら何人かで内容を確認したりすることができるからです。